Enterprise Manager(EM Express)でユーザーの作成
Oracle Database 12cのEM Expressを使ってユーザーを作成する方法です。
EM ExpressのURLやログイン方法についてはこちらを参照。
ユーザーの作成
EM Expressにログイン後、上部メニューのセキュリティからユーザーを選択します。
ユーザーの一覧画面が表示されたら、ヘッダー上部の「ユーザーの作成」をクリックして、ユーザーの作成ウィザードを表示します。
作成するユーザーの名前、パスワードを入力して右下の「>」を選択すると、表領域の設定画面が表示されます。
表領域の設定では、「デフォルト表領域」の選択欄にユーザーが参照可能な表領域を指定します。
続いて「>」を選択して、権限の設定に移ります。
左側の権限の一覧から、ユーザーに割り当てる権限を選択して、右側のボックスへ移していきます。
ここでは、「ALTER」「CREATE」「DROP」「DELETE」「DEBUG」「UPDATE」「SELECT」関連の権限を割り当てました。
最後に「OK」を押します。
「SQL文は正常に処理されました」というメッセージが表示されれば、ユーザーの作成完了です。
表領域の割当て
ユーザーを作成しただけでは、作成したテーブルにデータを登録できないので、続けて表領域への領域割当てを行います。
まず、先ほど作成したユーザーを選択した状態で、アクションメニュー内の「詳細の表示」を選択します。
詳細画面が表示されたら、下の欄のタブ「割当て」を選択し、
設定したい表領域を選んだ状態で「編集」をクリックします。
表示されたダイアログの「割当て」の入力欄には、バイト数、キロバイト(K)数、メガバイト(M)数、ギガバイト(G)数などを設定することができますが、ここでは無制限(UNLIMITED)を設定します。
「OK」を押して、問題なければ正常に登録されます。
これで、作成したテーブルにデータを登録することができるようになりました。
なお、表領域への領域割当てを行わずにデータを登録しようとすると、以下のようなエラー「ORA-01950: 表領域~~~に対する権限がありません」が発生して、データを登録することができません。
変更を表"ADMIN"."PRODUCTS"へ保存中にエラーが1つ発生しました:
行1: ORA-01950: 表領域'EXAMPLE'に対する権限がありません
ユーザーを作成した際は忘れずに領域の割当ても行っておきましょう。