2019.3.28

Linuxで手軽にCPU負荷をかける方法(yesコマンド、&で並列処理)

Linuxでお手軽にCPUに対して負荷をかける方法についてです。

サーバー負荷に応じてオートスケールを設定した場合などの動作確認で使用します。

負荷をかけるコマンド

以下のコマンドを実行するだけでCPUに負荷をかけることができます。


yes > /dev/null &

コマンド実行後、topでCPUの使用率を確認すると以下の通り。

この状態で負荷テストを実施すればいいのですが、放っておくといつまでもCPUを占有してしまうので、用が済んだらプロセスIDを直接指定してストップします。


kill 1224

以下、上記コマンドの詳細になります。

コマンドの詳細

以下のようにyesだけで打ってコマンド実行すると、


yes

延々と「y」という文字が画面に出力されます。

これはパッケージのインストールなどで対話形式で進めるものについて、すべてyesで進めていい場合などに利用できるコマンドのようです。

このコマンドを停止するには、「Ctrl + C」で処理を中断させます。

これを以下のようにすると、


yes > /dev/null

yesコマンドによって出力された「y」を、なにもせずに、すべて破棄するという意味になります。

最後に一番後ろについている「&」ですが、これをつけることで、その前のコマンドを並列処理で実行することができます。


yes > /dev/null &

「&」なしで実行した場合、「Ctrl + C」で処理を中断させるまでなにもできませんでしたが、「&」をつけて実行すると、バックグラウンドで動作するので、すぐに処理が返ってきます。

こんな便利なコマンドあったんですね。

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