Linuxで手軽にCPU負荷をかける方法(yesコマンド、&で並列処理)
Linuxでお手軽にCPUに対して負荷をかける方法についてです。
サーバー負荷に応じてオートスケールを設定した場合などの動作確認で使用します。
負荷をかけるコマンド
以下のコマンドを実行するだけでCPUに負荷をかけることができます。
yes > /dev/null &
コマンド実行後、topでCPUの使用率を確認すると以下の通り。
この状態で負荷テストを実施すればいいのですが、放っておくといつまでもCPUを占有してしまうので、用が済んだらプロセスIDを直接指定してストップします。
kill 1224
以下、上記コマンドの詳細になります。
コマンドの詳細
以下のようにyesだけで打ってコマンド実行すると、
yes
延々と「y」という文字が画面に出力されます。
これはパッケージのインストールなどで対話形式で進めるものについて、すべてyesで進めていい場合などに利用できるコマンドのようです。
このコマンドを停止するには、「Ctrl + C」で処理を中断させます。
これを以下のようにすると、
yes > /dev/null
yesコマンドによって出力された「y」を、なにもせずに、すべて破棄するという意味になります。
最後に一番後ろについている「&」ですが、これをつけることで、その前のコマンドを並列処理で実行することができます。
yes > /dev/null &
「&」なしで実行した場合、「Ctrl + C」で処理を中断させるまでなにもできませんでしたが、「&」をつけて実行すると、バックグラウンドで動作するので、すぐに処理が返ってきます。
こんな便利なコマンドあったんですね。