SELinuxの有効/無効化
CentOS7でデフォルトで有効になっているSELinuxを無効化する際の方法について。
目次
- 状態確認
- 一時的な設定
- 永続的な設定
- 補足
状態確認
まずは現在のSELinuxの状態を確認する方法。
以下のコマンドを実行すると、
getenforce
Enforcing/Permissive/Disabledのいずれかの状態が返ってきます。
一時的な設定
SELinuxが有効な状態(EnforcingまたはPermissive)で、一時的に設定を変更したい場合は以下のコマンドで変更可能です。
一時的に無効(Permissiveになる)
setenforce 0
一時的に有効(Enforcingになる)
setenforce 1
SELinuxが無効(Disabled)の場合、上記のコマンドは使えません。
一時的な変更では、再ログイン時に状態が元に戻ってしまうので、永続的に変更したい場合は以下の方法で行います。
永続的な設定
まず、下記の設定ファイルを開きます。
vi /etc/selinux/config
ファイルを開くと、SELINUX=~と記載があるので、以下のように設定します。
有効にする場合
SELINUX=enforcing
無効にする場合(ログのみ出力)
SELINUX=permissive
無効にする場合
SELINUX=disabled
ファイル保存後、システムの再起動を行うと設定が反映されます。
reboot
補足
永続的な設定を行う際、SELINUXの値にenforcing/permissive/disabled以外の文字が設定されていた場合、permissiveとして動作するようです。