Linuxでファイルの新規作成時に文字列を出力する
Linuxのコマンドで設定情報が書かれた文字列をファイルの新規作成と同時に出力したいことがあり、普段、Linuxを使わないので、比較的に利用する機会が多いファイル作成関連のコマンドであっても忘れていることが多く、毎回調べなおしていたので、今回はメモとして残しておきます。
目次
- 空ファイルの作成(touch)
- 文字列を出力してファイルの作成(>)
- 文字列を出力してファイルの作成、追記(>>)
空ファイルの作成(touch)
空ファイルを作成するには「touch」コマンドを使います。
touch a.txt
ファイルを新規作成する際の例でよく見かけるコマンドですが、「touch」自体はタイムスタンプを更新するコマンドで、あくまで指定したファイルが存在しなかった場合にファイルを新規作成してくれる機能がある、というものになります。
このため、指定したファイルが存在した場合は、ファイルの作成(上書き)は行われずにタイムスタンプだけ更新されます。
文字列を出力してファイルの作成(>)
作成するファイルに文字列を出力する場合、「echo」コマンドと「>」を併用します。
echo "aaa" > a.txt
ファイルがすでに存在する場合は上書きされます。
文字列を出力してファイルの作成、追記(>>)
ファイルが存在する場合に追記して出力するには「>>」を使用します。
echo "bbb" >> a.txt
ファイルが存在しない場合は、新規で作成されるので「>」と同様の結果になります。