2020.3.6

Hostingのストレージやダウンロードの無料枠内での使用と容量を抑える方法

最近、Firebase Hostingを扱う機会があったので、ストレージやダウンロードのサイズが無料枠内でどれくらい使えるのか確認してみました。

目次

  • 使用状況の確認
  • ストレージ
  • ダウンロード

使用状況の確認

FirebaseのHostingページにアクセスして、使用状況を確認するとストレージとダウンロードでどれくらい使用しているかが分かります。

ストレージとダウンロードの無料枠は、それぞれ1GB10GBとなっており、これを超過するとアプリが無効になるようです。

ストレージ

使用状況のストレージ容量が157.8MBとなっていて、これは先日作成したポートフォリオサイトの容量になります。

無料枠は超えていませんが思っていたよりも容量が大きかったので確認すると、どうやら過去にリリースしたバージョンのファイルが削除されずに残っているせいだと分かりました。

残しておく必要がないものだったので、過去にリリースしたファイルをすべて削除すると5分の1程度に縮小。

それでも作成したWebページにしては容量が大きかったので調べると、画像のサイズが大きく、また不要な画像もデプロイ対象となっているのが原因でした。画像を適切なサイズに縮小後、デプロイして過去のリリースを削除。

最終的なストレージ容量は以下の通りとなりました。

画像のサイズはダウンロードの容量にも直結してしまうので、無料枠を超えるページビューが見込まれる場合は、適切なサイズにした方がいいです。

ダウンロード

画像サイズの見直し後にホスティング中のページにアクセスして、ダウンロードサイズがどれくらい変わるか確認してみました。(ダウンロードしたサイズは結果の反映に長い時で5分くらいの時間がかかります)

結果は44.8MBで前回の状態から3.4MB増加。

つまり1ページビューで3.4MB消費されるということで、無料枠の上限10GBに収まるページビュー数は今回のサイトの場合、およそ月3,000回となります。

実際には同じユーザーからのアクセスの場合はキャッシュが使われるので、それを考慮するともう少し余裕がありますが、ページビューが見込まれるサイトの場合、意外と少なく、あっという間に無料枠を使い切ってしまうのが分かるかと思います。

では、最初からFirebaseのホスティングを使わない方がいいのかというと、そうではなく、大体の場合、ページビューが多いかどうかはサイトを公開する前には分からないので、Firebaseのホスティングで公開後、無料枠を超えそうになった時、自分でドメインやサーバを用意してまで公開を継続する必要があるかどうかを判断し、必要ならFirebaseのホスティングにリダイレクトを設定して、自前のドメイン(サーバ)にリクエストを誘導するのがいいかと思います。

Hosting 動作をカスタマイズする | Firebase

もちろんドメインやサーバを自分で用意するのが面倒なら、無料プランから有料プランに切り替えるのも一つの手です。

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