予算アラートの設定で想定外の請求を最小限に抑える
AWSやFirebaseなどのクラウド系サービスは使い勝手がいいですが、基本的に従量課金制なので、想定外の請求には注意を払う必要があります。
Firebaseの場合、Sparkプラン(無料)で利用していれば気にしなくてもいいですが、FunctionsでNode.jsを使いたい場合はBlazeプラン(従量制)にしなければならず、無料枠内で収まる使い方をしていたとしても、従量制である以上、想定外の請求は発生する可能性があります。
自分は大丈夫と思っていても、思わぬ請求は発生するもので、放置して気づかず、請求額が大きくなってしまうことを避けるためにも、Blazeプランにしたら必ず、予算アラートの設定は行いましょう。
目次
- 予算アラートの設定
- 予算オーバーした際に送られてくるメールの内容
- 最後に
予算アラートの設定
以下、予算アラートを設定する手順になります。
Firebaseのプロジェクトを開いて、設定アイコン(歯車)から「使用量と請求額」を選択。
画面が切り替わたら「詳細と設定」タブを選択して、「予算とアラート」と書かれたパネルの「予算を表示」ボタンをクリックします。
支払いの管理画面が表示されるので、「予算を作成」を選択してアラートの設定を行います。
予算の作成では、対象となるプロジェクトやサービス、金額、閾値(予算の割合)毎のトリガーの設定などが可能。
◆範囲
◆金額
◆操作
操作で「課金管理者とユーザーに送信されるメールアラート」を選択していると(デフォルトでチェック済み)、全体の予算や閾値を超えた際に、登録しているメールアドレスにメールが送信されるようになります。
予算オーバーした際に送られてくるメールの内容
最後に
先日、私が管理するプロジェクトで想定外の請求が発生しましたが、予算アラートを設定していたおかげで、被害を最小限に抑えることができました。
Blazeプラン(従量制)で利用する場合、予算アラートは必須です。