2017.10.31
2020.1.7

Visual Studio 2017 でプロジェクトをローカルのGitリポジトリで管理する

Visual Studio 2017 Communityで作成したプロジェクトをローカルのGitリポジトリに登録する方法です。登録は新規プロジェクトの作成時、または先にプロジェクトを作成しておいて後からリポジトリに追加したい場合のどちらでも可能です。

個人開発でも変更の履歴や差分比較はよく利用するのでバージョン管理は必須ですね。

目次

  • 必要なもの
  • 新規プロジェクト作成時にGitリポジトリを作成
  • 既存プロジェクトをGitリポジトリに追加
  • 操作(コミット)
  • Git for Windowsをインストールしていない場合
  • 参考リンク

必要なもの

TortoiseGitはVisual Studio上でのみ操作する場合は必要ありませんが、エクスプローラーから操作したいことが時々あるので、併せてインストールしておきます。

新規プロジェクト作成時にGitリポジトリを作成

新規プロジェクト作成時に一緒にGitリポジトリも作成して登録する場合、プロジェクト作成画面の右下「新しい Gitリポジトリの作成」にチェックを入れます。

チェックを入れてプロジェクトを作成すると最初からGitリポジトリに登録された状態になります。

既存プロジェクトをGitリポジトリに追加

既存プロジェクトをGitリポジトリに登録して管理したい場合、ソリューションを右クリックして「ソース管理に追加」を選択します。

Gitリポジトリに登録されるとプロジェクトは以下のような状態になります。

私の場合だけかもしれませんが、ソリューション配下に複数のプロジェクトがあった場合、以下のようなエラーが表示されました。

現在のソリューションには、ソリューションフォルダー外にあるプロジェクトが含まれています。これらのプロジェクトはGitリポジトリでソース管理されません。すべてのプロジェクトを1つのGitリポジトリに追加するにはすべてのプロジェクトを1つのフォルダーに統合してください。

メッセージの内容からソリューションファイルと同じ階層に複数のプロジェクトフォルダができてしまっているのがよろしくないのかと思います。

エラーが出たプロジェクトのディレクトリ構成は以下の通り。

sample
├ sample.sln
├ sample1
│  └ sample1.csproj
└ sample2
   └ sample2.csproj

Visual Studioの機能を使ってプロジェクトを新規作成していったのになぁ、と思いつつ、原因と解決方法を探していましたが、よくよく確認するとエラーが出たのに指定したプロジェクトはGitリポジトリに登録されていました。

コミット操作や履歴の表示も問題なくできたので、多少、心配ではありますが、とりあえずは問題ないのかと思います。

操作(コミット)

登録されたGitリポジトリへの操作はチームエクスプローラーから行います。

プロジェクト欄の「変更」を押すと修正されたファイル一覧が表示されます。

コメントを入力すれば、修正したファイルのコミットが可能になります。

Git for Windowsをインストールしていない場合

事前にGit for Windowsをインストールしていなくとも、上記のGitリポジトリへの登録や操作は可能でした。

ただ、チームエクスプローラーを開くと以下のようなメッセージが表示されます。

インストールをクリック。

もう一度、インストールをクリックすると、ブラウザにGit for Windowsのダウンロード画面が開くので、特に理由がないならインストールしましょう。

参考リンク

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