Cordovaアプリ開発時のビルド時間の計測と比較
Visual Studio Tools for Apache Cordovaを利用してCordovaでアプリを開発する際、ビルドに時間がかかることが一つの不満でした。今回、メインの開発用PCを一新したので、PCスペックでどれくらい速度に違いがでるのかを確認してみたいと思います。
マシンスペック
検証するマシンのスペックは以下の通りです。
マシン① | マシン② | |
---|---|---|
CPU | Core i7-6770HQ | Core i5-4200U |
メモリ | DDR4-16GB | DDR3L-8GB |
SSD | 512GB(Intel 600p Series) | 240GB(ADATA SP550) |
OS | Windows 10 Pro | Windows 10 Home |
備考 | 新PC | 旧PC |
検証は実機とAndroidエミュレータ―の両方行います。
計測する時間は、F5でデバッグ開始後、実機またはエミュレータ―上にアプリが表示されるまでの時間となります。
実機で使用した端末は「LG G2 mini」です。
計測結果
以下、計測結果です。
マシン① | マシン② | |
---|---|---|
実機 | 30秒 | 34秒 |
Androidエミュレータ― | 22秒 | 28秒 |
劇的に速くなるとまではいきませんでしたが、確実に短くなっているのがわかります。
もちろん一番速いのはRippleエミュレータ―ですが、使用するAPIによってはRippleエミュレータ―が使えないこともあります。
実際に開発してみた感覚として動作確認は実機でやるのが一番だと思いますが、実機の方が画面に表示されるまでの時間が長いので、使いどころによってはAndroidエミュレータ―を使った方が効率がいいかもしれません。