2017.6.8
2020.6.5

Google Maps APIで無料で利用できるリクエストの上限

Google Maps APIを利用する際の注意点として、各API毎に1日に利用できるリクエストの上限が設定されています。この上限を超えたり、超えることが想定される場合は、無料で利用できる標準プランから、クレジットカードでの本人確認や課金の有効化、またはプレミアムプランへの移行などを考える必要があります。

2018年7月16日に料金プランが大幅に改訂されました。最新の料金表はこちら(料金表 | Google Maps Platform )で確認してください。

以下の記事の内容は変更前のものとなります。

目次

  • 価格とプラン
  • 上限に対して実際に利用している量の確認
  • Google Places API利用時に注意すること

価格とプラン

各APIの無料で利用できるリクエストの上限や課金の有効化、プレミアムプランについての詳細は価格とプラン  |  Google Maps API の価格とプラン  |  Google Developersを参照してください。

以下の表は、上記サイトに掲載されている標準プラン(無料)で利用できるものになります。

Android
Google Maps Android API制限なし
Google Places API for Android1日1,000件まで。クレジットカードによる本人確認後は1日150,000件まで
iOS
Google Maps SDK for iOS制限なし
Google Places API for iOS1日1,000件まで。クレジットカードによる本人確認後は1日150,000件まで
ウェブ
Google Maps JavaScript API
Google Static Maps API
Google Street View Image API
1日25,000回までマップロードが無料
Google Maps Embed API制限なし
ウェブ サービス
Google Maps Directions API
Google Maps Distance Matrix API
Google Maps Elevation API
Google Maps Geocoding API
Google Maps Geolocation API
Google Maps Roads API
Google Maps Time Zone API
1日2,500回まで
Google Places API Web Service1日1,000件まで。クレジットカードによる本人確認後は1日150,000件まで

Google Places APIのみクレジットカードによる本人確認で、1日の上限を150,000件まで引き上げることが可能です。詳しくは使用制限  |  Google Places API for Android  |  Google Developersを参照してください。

上限に対して実際に利用している量の確認

実際にどれくらいの割り当て量を消費しているかは、Google API Consleで確認できます。

割り当て量を確認してリクエストが上限を超えそうなら課金の有効化を行い、安定したサービスを提供したいならプレミアムプランへ移行しましょう。

Google Places API利用時に注意すること

Google Places APIで注意したいのは、周辺検索、テキスト検索、レーダー検索、プレイス詳細リクエストの内、テキスト検索(textSearch)のみリクエスト10回分の割り当て量を消費します。テキスト検索を頻繁に利用している場合、利用できる割り当て量が単純に10分の1になってしまうので、利用する際は注意しましょう。詳しくは使用制限と購入  |  Google Places API Web Service  |  Google Developersを参照してください。

また、何度かリクエストを飛ばして確認したのですが、短時間の内(正確には不明)に同じプレイスを検索したら、使用量が変化しませんでした。別のブラウザでリクエストを飛ばすと、増加したりしなかったりだったので、おそらくサーバ側のキャッシュが返されているのだと思いますが、なに単位でこのキャッシュが働いているのか分かりません。確認が必要ですが、もしかしたら思っていたよりも使用量は増えないのかもしれません。

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